VRoidモデル(VRM)をできるだけ自力でVRChatにアップロードする
- はじめに
- Unityのインストール
- VRChat Creator Companionのインストール
- Unityプロジェクト作成
- VRMをインポートしてFBXに変換
- FBXモデルにマテリアルを設定する
- VRChat向けの設定をする
- 表情の作成
- PhysBoneの設定
はじめに
VRChatにVRoidモデルをアップロードするのであれば、基本的にはVRM Comverterという神ツールを使えば簡単です。
本記事ではVRM Converterを使用せずにVRoidモデルをVRChatにアップロードします。
Unityのインストール
VRChat公式が指定するバージョンのUnityをインストールします。
2022年12月現在では、Unity_2019.4.31f1です。
・公式ドキュメント(ダウンロードページへのリンクあり)
VRChat Creator Companionのインストール
2022年8月、VRChat公式からVRChat Creator Companion(以下VCC)というツールが公開されました。
これはアバターやワールドのアップロードを行う際に使用するツールで、VRCSDKのインストールやUnityプロジェクトの作成、バージョン管理を行ってくれます。
ただし現時点ではこれまで通りの導入方法もサポートされているため、サードパーティ製のツール等が対応するまでは使用を控えている人もいるようです。
・インストールおよび使用方法は以下のサイトが参考になります。
Unityプロジェクト作成
VCCのダッシュボードからUnityプロジェクトを作成します。
VCCを使用した場合、自動的にVRCSDKがインストールされます。
VRMをインポートしてFBXに変換
まずはVRMモデルをUnityにインポートします。(UniVRMが必要)
そしてVRMモデルをFBX形式に変換します。(FBX Exporterが必要)
これらの作業は、以下の記事が参考になります。
・FBX Exporterの使い方を解説しているサイト
FBXモデルにマテリアルを設定する
VRM→FBXの変換によって、マテリアルが外れた状態になっています。
生成されたprefabのマテリアルタブを選択し、マテリアルを割り当てます。
この際、現時点で設定されているMToonシェーダーもそのままVRChatで使えるのですが、VRChat向けに開発された無料のシェーダーであるlilToonの導入がおすすめです
・lilToon
マテリアルの設定がすべてOpaque(不透過)になってしまっている場合は、眼・眼のハイライト・まつげ・まゆげをTransparent(半透明)に変更し、その他はCutout(一部切り取り)に変更します。
VRChat向けの設定をする
以下の記事が参考になります。
・FBXモデルの設定とVRC Avatar Discripterの追加方法
表情の作成
以下のツールの使用をおすすめします。
・VRCAvatarEditor
・ハンドサインが動かなくなってしまった場合は以下のツイートが参考になります。
現在最新のSDKでアバターをアップロードするとハンドサインが動かなくなってしまう問題が発生しています。
— SKYMY (@SKYMY_tw) 2022年9月7日
FXレイヤーのアバターマスクを削除すると修正できますので、お手数おかけしますがFXレイヤーのアバターマスクの削除をお願い致します。
対処方法は図の通りです。 pic.twitter.com/p5Unu3IuOE
PhysBoneの設定
髪を揺らしたり、掴んだりしたい場合に設定します。
以下の記事が参考になります。
・PhysBoneの設定方法